こんにちは。
Hamaです。
IT業界ではよくSES企業に入社するのはやめておいたほうがいいとか、実際に就職してみて最悪だったとかよくない実態をよく聞きます。
私は現在SES企業で働いているのですが、実際に働いてみてよく言われている実態ほどブラックだなと感じることが少ないことが多いんですね。
ですのでこの記事ではよくあるブラックなSES企業の噂と自分が実際に働いてみての実体験と比較してSES企業の実態をご紹介出来たらなと思います。
1.どのような経緯でSES企業に就職したか?
SES企業についてご紹介する前に私がどのような経緯でSES企業に就職したか書いていこうと思います。
もし同じような状況の方がおられれば情報として役に立つと思うのでよかったら参考にしてください。
経歴
大学にて経済学を学んでいたのですが、その時にたまたま単位が取りやすいと思って取ったIT系の授業が思いのほか面白くてITに興味を持ち始めました。
お金の都合で大学を中退後、授業で興味深かったIT系の授業が面白かったことを思い出しIT業界で働くことを決意する。
プログラマカレッジでプログラミングを学習し、就職するために上京するためのお金を貯めるために1年間アルバイトをしながら、独学でProgateや参考書で学習する。
1年後上京し、プログラマカレッジで学習を開始し無事卒業。
現在の会社に就職。
私が通ったプログラマカレッジの体験談に関する記事はこちらから
2.SES企業とは
SES(System Engineering Service): ソフトウェアやシステムの開発・保守・運用における委託契約の一種 であり、特定の業務に対して技術者の労働を提供する契約のこと。

つまりSES企業は技術者の労働(自社の社員)を提供する企業というわけだね~。
よく派遣契約と混同されがちですが、派遣契約との違いは指揮命令権の所在です。

3.SES企業の噂と自分の体験との比較
よくインターネットでSES企業について検索してみると「やめとけ」や「悪評」みたいにマイナスなイメージで書かれていることが多いのですが、実際にその噂は本当なのか体験をもとに比較していこうと思います。
1.常駐先の企業がコロコロ変わる
人によります。
私はまだ就業期間が短いというのもありますが、同じ常駐先に所属する自社のSES社員の先輩に聞くと先輩はその常駐先に2年いるそうです。
その常駐先では基本的にはプロジェクトごとに契約を更新していってよっぽどのことがない限りは半永久的に契約は続くとのことでした。
(よっぽどのこととは客先で勤務態度が悪かったり、遅刻が多いなど社会人として当たり前のことができていない場合です。)
プロジェクトごとの契約は3か月~6か月のモノが多いのでその期間が終了したら、常駐先企業によっては契約が終わり次の常駐先企業へと場所が変わるということもあると思います。
2.給料が安い
これは就職する企業によりますね。
SESの平均年収は350~400万円ほどなんですけど、 国民の平均年収は467万となっています。 参照元:国税庁https://www.nta.go.jp/publication/statistics/kokuzeicho/minkan1997/menu/03.htm
上記を確認するとSES企業が一般的にみると給与が少ないのは分かりますね。
入社年数ごとの平均年収は
・1年目:250~300万円 ・2~3年目:350万円 ・4~5年目:400万円 ・5~7年目:450~500万円
500万円以上はSES企業の業態によってなかなか難しいみたいです。

SES企業は客先企業から案件を受注してエンジニアを派遣し、案件の単価から自社分の利益を引いてエンジニアに給与として還元する仕組みです。
自社の取り分が多いほどエンジニアの給与が減りますし、また上記の構造通りSESは下請けですので下請けに回されるほど中間マージが引かれてしまい自社の取り分が少なくなるほどエンジニアの給与も少なくなるという仕組みになっています。
ちなみに私の年収は1年目で340万円。
常駐先企業に自分の単価を聞いてみると30万ということでした。
手取りで20万ぐらいなので10万円は税金と会社に取られているということですね。
3.エンジニアとしてのスキルを伸ばしずらい
これは「常駐先がコロコロ変わる」のところと関係しているのですが、常駐先がすぐに変わることでせっかくその常駐先で学んでいた技術が常駐先が変わることによって全く違うスキルを扱うことになるといった意見が多いみたいです。
私の経験からすると、一定のスキルは伸ばしにくいに思われます。
ただ客先企業によるとは思うのですが、そこまで自分が希望しない限り客先が変わることはないと思うので同じ客先で同じ環境で開発できるので一定の技術を伸ばしていくことができるはずです。
また一定のスキルは伸ばしにくい分様々なプロジェクトに関わることができますので、様々な言語や開発環境に関わることができます。
IT業界未経験の方には自分に合った開発言語や環境を見て発見することができますのでおススメだと思います。
4.常駐企業に当たりはずれがある
これはありますね。
業界未経験で色んな言語や業務に携わりたいと考える方でしたら大丈夫だとは思うのですが、自分がやりたい言語やシステム開発があっても客先の上司に割り振られた仕事を自社の上司にさらに割り振られて仕事をすることになるので思っていた仕事ではない場合がある可能性があります。
5.残業が多い
これはほとんどないのではないでしょうか。
客先企業はSES契約時に契約時間以上働くとその残業分の賃金をいただくと契約をしているはずですので、残業すればするほど客先企業に費用が発生します。
客先企業も無駄な費用は発生させたくないと思うので契約時間通りに指示を与える場合が多いです。
実際に私も1か月で多い時で20時間いかないことがほとんどで基本的には10時間ぐらいです。
6.人間関係の構築がしにくい

これはありますね。
私自身客先企業に出勤するかリモートワークするかという状態ですので自社の方は同期と4,5人しかあったことがありません。
反対に客先企業の方とはよく会議したり仕事の質問をしたり、趣味の話などもしますので自社の方よりも仲良くなっていく傾向にあります。
ただ、客先企業も契約が切れればまた同じ客先で働くことがない限り会うことはなくなるのでまた新しい客先企業での人間関係の構築を築き上げていかなければならないと思うのでプライベートでも仲良くできるというところまではいかないんではないでしょうか。
自社の方も同じ客先で働いていれば仲良くはなるとは思うのですが、なかなかほかの客先で働いている方とは交流する機会がないので年末に毎年忘年会があるのですがしゃべったことがない方がほとんどです。
7.最後までプロジェクトに関われない
SESは契約期間が終われば次の客先企業に移動することになります。
客先企業は開発しているプロジェクトの部分部分で人手が足りなくなったから人員を補充している場合がありますし、そのプロジェクトが契約期間内で終わらなかったらそのプロジェクトにはもう関わることはないでしょう。
契約延長ということもありますが…(笑)
基本的にはSES契約は期間で決まっていますので期間が終われば次の現場に移動ということですね。
4.SES企業についてまとめ
SES企業についてまとめてきましたが、
・IT業界未経験で様々なプロジェクトに関わりたい。 ・残業時間は少ないほうがいい。
このように考える方はSES企業という選択肢も考えてみてはいかがでしょうか?
コメント
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